そもそも世界文化遺産とは何なの??
世界遺産条約は、世界に価値の高い文化遺産や自然遺産は人類共通の財産であるとして、損壊や滅失の危機に瀕した場合には各国が協力して保存を図るもので、1972年にユネスコ総会で採択され日本は1992年に批准しました。
世界遺産は、世界遺産条約に基づいて人類が共有すべき普遍的な価値を持つものとされ、「文化遺産」「自然遺産」「複合遺産」の3つに分かれています。
「厳島神社」が登録されている文化遺産に認定されるためには、6つの価値基準のどれか1つ以上に当てはまる必要があります。
【世界遺産条約価値基準】
@人類の創造的才能を表す傑作である。
Aある期間、あるいは世界のある文化圏において、建築物、技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展における人類の価値の重要な交流を示していること。
B現存する、あるいはすでに消滅した文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示していること。
C人類の歴史の重要な段階を物語る建築様式、あるいは建築的または技術的な集合体または景観に関する優れた見本であること。
Dある文化(または複数の文化)を特徴づけるような人類の伝統的集落や土地・海洋利用、あるいは人類と環境の相互作用を示す優れた例であること。特に抗しきれない歴史の流れによってその存続が危うくなっている場合。
E顕著で普遍的な価値をもつ出来事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または明白な関連があること。
(世界遺産の登録基準から引用)
厳島神社の世界遺産価値
価値標準@に該当
厳島神社は平清盛によって12世紀に造営されたもので、平安時代の寝殿造りの様式を取り入れ優れた建築景観となっています。海上に立地して背景の山と一体となった景観は他に比類がなく、平清盛の業績を示す平安時代の代表的な資産です。
価値標準Aに該当
厳島神社の社殿群は、社殿建築の発展的した形式で、自然を崇拝して山などをご神体として祀りそのふもとに遥拝所があります。周囲の環境と一体となった景観は、他の社殿群にはないものです。
価値標準Cに該当
厳島神社は度重なる再建後も 造営当初の様式を残しています。平安時代の寝殿造様式を山と海との境界を利用して実現させた所が他にはなく、古い形態の社殿群の重要な見本です。
価値標準Eに該当
厳島神社は日本の風土に根ざした宗教である神道と仏教との混交と分離の歴史を示す文化遺産で、日本の宗教的空間の特質を理解するための重要な根拠です。
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